2009/11/08

阿修羅展

今年、印象深かった美術展と言えば、
何といってもこの阿修羅展でしょうか。



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行かれた方は多いことでしょう。
連日、大変な混雑だったようですものね。


私も、大混雑の中でしたが、それでも充分しっかり鑑賞してきました。
良かった~。



東京国立博物館は、都内に在住していた頃は行き慣れた場所でしたが、
転居して都を遠く離れてからは、なかなか機会がなく、
今となれば20年ぶりなのでした。


20年ぶりに私を、どうしてもと引き寄せたのが、この阿修羅展だったわけで、
それだけ、呼び寄せるインパクト&魅力がこの阿修羅像にはあるということでしょうね。
何にしても、出かけた価値はありました。充足でした。
博物館様、企画有難うございます。



国立博物館は敷地が広く、展示館も幾つかあるので、
阿修羅展が開催されていた平成館を出た後は、
一休みしては、次の館へ(本館、法隆寺宝物館など)と回ってゆくと、
一日があっという間に過ぎます。



また・・・・、
混雑した場から離れて、ひっそり佇む法隆寺宝物館は、
(昔からあったとは思いますが、建て替えが行われたそうで)
建築と、水田のイメージ?で平面状に大規模に配置された人工池と
周りの森との融合が素晴らしく、

すでに夕暮れ時になっていたこともあり、(そして次第に夜の帳が降り、)
東京・上野にいるとは信じられないような静まりと幽玄な佇まいを見せてくれていました。


夜ともなると、足はもうヨレヨレのお疲れ状態でしたので、できるだけ座りたい!わけで、
宝物館内のレストランで食事を済ませた後は、
外の風を感じながら、
宝物館の池の対岸に設けられている石のベンチに座って、
ほんのり灯りの洩れる宝物館を、水池の”向こう岸”に眺めながら、
夜8時の閉館ぎりぎりまで、幽玄な雰囲気を、じっと堪能してきました。

本物の水田ならばあるだろう蛙の声こそ聞けませんが、
風に揺れる木々の葉の音、同じく風に微かになびく池の水音、
か細く鳴く虫の声、次第に寝静まってゆく森の木々たち・・・・・・・・
周囲は大都会の東京、
しかしそれを一時忘れさせてくれる不思議な静まりがそこにはありました。

素敵に印象深いひと時でした。

この法隆寺宝物館の池の前での幽玄なひと時は、
阿修羅展に出かける前には全く予想していなかったことでしたので、
この日のギフトタイムの気がしました。



見たかった阿修羅像に会うことが出来、所蔵の美術品もたっぷり鑑賞し、
最後は幽玄な静まりをじっと堪能・・・・・・ということで、
久々の心の栄養補給、私としては充足出来た、
阿修羅展&20年ぶりの東京国立博物館内めぐりの一日でした。



ちなみに阿修羅展は
現在、ご本家の興福寺で特別公開されています。
そちらですと、奈良・大和路の自然を味わうことも出来て、
国立博物館とはまた違った鑑賞の仕方ができるかもしれませんね。
今の時期でしたら、さぞ紅葉も美しいことでしょうし。



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こうして書いてみると、興福寺にも行ってみたくなりました。
会期はあとわずかのようですから
行くとしたら、急いで、スケジュール&お財布調整しないとね。





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